ワクチンについて
アジソン病
かなり唐突、かつ 時期外れな話題ですが、
+カミィのkuroさんのところで アジソンの子の狂犬病ワクチンの話題が出ていたので。
今年の一月に虹の橋にいったエルは 2008年の秋から体調を崩しがちになり、
2009年の春にアジソン病と確定診断されました。
体調が悪かった頃のエル。
点滴で水分補給と栄養補給が必要でした。

飲まず、食わずで ぐったり。

アジソン病というのは 体内で副腎皮質ホルモン(ステロイド)が作ることが出来なくなる病気です。
何もしないでいると 死に至ります。
でも 足りないステロイドを適正量補充してあげれば、
普通の犬と変わらない生活を送ることが出来ますし、
寿命も全う出来るはずです。 (この適正量というのが なかなかやっかいなんですが)
朝一回のプレドニンと 朝夕2回のフロリネフ。

服用するようになって数日後、いきなりの食欲復活。

あまりの急激な復活にビックリ、嬉しくて思わず写真。
その数日後には ボール遊び出来るまでに回復。

その後2年間、エルさんは とても楽しく過ごされました。


ただステロイドというのは 免疫機能を低下させてしまいます。
(なんで低下させるのかは わかりません、スミマセン)
2009年の春から ステロイドを一定量服用するようになったエルは
2009年から狂犬病のワクチンは免除してもらっていました。
(獣医師から 区の保健局に申請を出してもらえば免除されます。)
獣医師によれば、ワクチンというのは 異物を体内に入れることで
抗体を作り、次に同じような異物が入ってきたときに
撃退できるように免疫システムを利用した 予防法なんだから
ステロイドにより免疫機能が落ちているエルに
ワクチンを投与しても ちゃんと抗体が出来るかどうかわからない。
ワクチンには それなりのリスクもあるんだから
わざわざ効果を期待できるかどうかわからないものを することはない。
同様の理由で 混合ワクチンも接種しませんでした。
だから ステロイドを切ることができないアジソン病の犬は
狂犬病ワクチンを 免除していただけるはずですよ、kuroさん。
参考までに。
これは人間の話ですが。
【ステロイドとワクチンの話】
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2009-11-06
ついでに 疑問に思っている方も多いかとおもう
大型犬も小型犬も ワクチンの量が一緒って どーーよ?って問題。
これも どうしても納得いかなくて獣医師に確かめたことがあります。
獣医師のこたえは
ワクチンと薬は違う、ということでした。
薬は 現在おこっている炎症や疾病に対抗する武器を直接渡すようなもの。
だから 大きな子には大きな武器を渡さなくてはならないし、
小さな子には 小さな武器を渡さなくてはいけない。
でも ワクチンは 武器の作り方を教えるようなもの。
こんな奴が来たら、この武器でやっつければいいんだよ、
という情報を与える量は
大きさや年齢には左右されないということでした。
これは人間も同じで たとえば インフルエンザワクチンは
幼児も20歳の青年も高齢者も おなじ量のワクチンだそうです。
(これには びっくりしました
)
ワクチンを投与する時に 注意すべきは
大きさではなく、体調。
だから ワクチン接種のまえには 体温は測っても
体重を計ることはないそうです。
そーいやそうだ。
ここにも似たような答えがあります。
http://questionbox.jp.msn.com/qa3936281.html
ただし、一度聞いたら 数年忘れない情報もあれば、
何度聞いても すーぐ忘れちゃう情報もあるわけで
理想を言えば、一つ一つ抗体が残っているかどうかを確かめて
抗体が少なくなっている病気のワクチンだけを接種すればいいとのこと。
ただお金と手間がかかるし 単体のワクチンというのも
需要が少ないので 製薬会社がつくっていないとのことでした。
うーーん、なかなか難しいですねー。
ワルサーズも本当なら このやり方をしたいところですが
ワンコ施設で 一年以内の狂犬病と 5種以上のワクチン接種証明を
求められることが多いので 毎年6種を接種しています。

まぁ、元気でいてくれれば いいんだけどね。
+カミィのkuroさんのところで アジソンの子の狂犬病ワクチンの話題が出ていたので。
今年の一月に虹の橋にいったエルは 2008年の秋から体調を崩しがちになり、
2009年の春にアジソン病と確定診断されました。
体調が悪かった頃のエル。
点滴で水分補給と栄養補給が必要でした。

飲まず、食わずで ぐったり。

アジソン病というのは 体内で副腎皮質ホルモン(ステロイド)が作ることが出来なくなる病気です。
何もしないでいると 死に至ります。
でも 足りないステロイドを適正量補充してあげれば、
普通の犬と変わらない生活を送ることが出来ますし、
寿命も全う出来るはずです。 (この適正量というのが なかなかやっかいなんですが)
朝一回のプレドニンと 朝夕2回のフロリネフ。

服用するようになって数日後、いきなりの食欲復活。

あまりの急激な復活にビックリ、嬉しくて思わず写真。
その数日後には ボール遊び出来るまでに回復。

その後2年間、エルさんは とても楽しく過ごされました。



ただステロイドというのは 免疫機能を低下させてしまいます。
(なんで低下させるのかは わかりません、スミマセン)
2009年の春から ステロイドを一定量服用するようになったエルは
2009年から狂犬病のワクチンは免除してもらっていました。
(獣医師から 区の保健局に申請を出してもらえば免除されます。)
獣医師によれば、ワクチンというのは 異物を体内に入れることで
抗体を作り、次に同じような異物が入ってきたときに
撃退できるように免疫システムを利用した 予防法なんだから
ステロイドにより免疫機能が落ちているエルに
ワクチンを投与しても ちゃんと抗体が出来るかどうかわからない。
ワクチンには それなりのリスクもあるんだから
わざわざ効果を期待できるかどうかわからないものを することはない。
同様の理由で 混合ワクチンも接種しませんでした。
だから ステロイドを切ることができないアジソン病の犬は
狂犬病ワクチンを 免除していただけるはずですよ、kuroさん。
参考までに。
これは人間の話ですが。
【ステロイドとワクチンの話】
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2009-11-06
ついでに 疑問に思っている方も多いかとおもう
大型犬も小型犬も ワクチンの量が一緒って どーーよ?って問題。
これも どうしても納得いかなくて獣医師に確かめたことがあります。
獣医師のこたえは
ワクチンと薬は違う、ということでした。
薬は 現在おこっている炎症や疾病に対抗する武器を直接渡すようなもの。
だから 大きな子には大きな武器を渡さなくてはならないし、
小さな子には 小さな武器を渡さなくてはいけない。
でも ワクチンは 武器の作り方を教えるようなもの。
こんな奴が来たら、この武器でやっつければいいんだよ、
という情報を与える量は
大きさや年齢には左右されないということでした。
これは人間も同じで たとえば インフルエンザワクチンは
幼児も20歳の青年も高齢者も おなじ量のワクチンだそうです。
(これには びっくりしました


ワクチンを投与する時に 注意すべきは
大きさではなく、体調。
だから ワクチン接種のまえには 体温は測っても
体重を計ることはないそうです。
そーいやそうだ。
ここにも似たような答えがあります。
http://questionbox.jp.msn.com/qa3936281.html
ただし、一度聞いたら 数年忘れない情報もあれば、
何度聞いても すーぐ忘れちゃう情報もあるわけで
理想を言えば、一つ一つ抗体が残っているかどうかを確かめて
抗体が少なくなっている病気のワクチンだけを接種すればいいとのこと。
ただお金と手間がかかるし 単体のワクチンというのも
需要が少ないので 製薬会社がつくっていないとのことでした。
うーーん、なかなか難しいですねー。
ワルサーズも本当なら このやり方をしたいところですが
ワンコ施設で 一年以内の狂犬病と 5種以上のワクチン接種証明を
求められることが多いので 毎年6種を接種しています。

まぁ、元気でいてくれれば いいんだけどね。
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コメント
No title
去年の今頃のチョビもこんな具合だったわー。
拒食症みたいになって体重も軽くなって、あまりの軽さに涙が。
今じゃ、腹減った!腹減った!と。
もうご飯食べたでしょ?と毎回言ってますぜ。
エルさん白つめ草背景で素敵ですよー。
ああ、やっぱり来年はワクチン&狂犬病を免除してもらうことにする。
これ以上チョビの体に負担かけさせたくないもん。
今行ってるドッグカフェはそういう証明書の提示不要なのだー。
2011-10-16 12:50 チョビのお姉さん URL 編集
No title
すっごくタイムリーな話題で思わず食いついちゃいました!(爆)
今までは8種混合ワクチンを接種していたんですが、
何となく疑問を感じていて、今年は種類を減らそうか
どうしようか考え中です。
なので今、皆さんに何種のワクチンを接種してるか
聞いているんですよ。
とっても参考になりました!ありがとうございました。
2011-10-16 18:16 グーグーガンマ URL 編集
No title
この頃のエルは 食べない、飲まない、吐く、震えるで
まず点滴で水分を入れないと採血もできないくらい
ひどい脱水でした。
週に2,3回の点滴と 強制給餌で私もエルも大変でした。
ステロイドを服用するようになってからは、
もうあさましいような食欲で お散歩はオヤツねだり行脚でした。 恥ずかし~~
獣医さんとよく相談して下さいね。
個人的には 狂犬病のワクチンは
体に支障がある子は 免除していただいてもいいんじゃないかと思います。
2011-10-16 20:42 エルママ URL 編集
No title
ワクチンは悩みますよね。
うちも どうしようどうしようと思いながら
4歳まで毎年6種を接種していました。
何のワクチン打っているのかなーと調べてみると
(知らんのかよ?!って言わないで)
バルボ、ジステンバー、伝染性肝炎アデノ2型、
パラインフルエンザ、コロナ。
あ、5種だった。
どういった環境で犬と生活するかで ワクチンは考えてくださいと言われました。
うちは あまりキャンプやアウトドアに行かないので
レプトスピラを省いたんだと思います。
抗体価検査は 最初に聞いた病院では行っていないと言われましたが
近くにあるいくつかの病院にも聞いてみたいと思います。
ちなみに 少々遠いですが この病院が
抗体価検査を無料でしていただけるようです。
北森ペット病院
http://kitamori.in.coocan.jp/wakutinkoutai.html
2011-10-16 21:13 エルママ URL 編集
No title
ワクチンの量については私も納得いかなくて調べた事あるわー。
今飲んでるステロイドも、フロリネフのように個なにして一日1/6錠とかに出来ないのか、と聞いた事がある。
そしたら一回に飲む量は1/4くらいあった方が良いとのことでした。
うちはドッグランもホテルも利用しないので、混合ワクチンはどうでもいいんだけど、
狂犬病は法律が絡むからねー・・・・・
不勉強な獣医師はこまるわ。
それでも診てもらったらお金請求するんだからなー。
良い獣医師に診てもらって気持ち良く診察代払いたいわよね。
2011-10-16 21:32 kuro URL 編集
No title
プレドニンはエルも最初は 一日1/4だったんですが
徐々に増えて 一日1/2錠になっていました。
その量は エルには多かったようですね。
フロリネフは 増えたり減ったりで 結局最初の量から微増って感じでした。
一週間で3.5錠から5錠でした。 こちらをもっと増やしても良かったようです。
ワクチンは悪いことばかりではありませんが、
打ち過ぎは良くないと思います、シロートでも。
十分抗体があるうえに またさらにワクチンを打って
いいことがあるの? 免疫が狂わないの?
かえって抗体が出来にくくなるんじゃないの?
狂犬病だって 毎年接種する必要があるんですかね。
いくら法律で決められているとはいえ。
健康な子に打つのにもホントにいいの?って思うんですから
体になんらかの問題がある子には なおさら慎重に考えて欲しいです。
(法律を盾にとって 儲けたいの?って思っちゃう)
2011-10-17 10:48 エルママ URL 編集
はじめまして。
お邪魔させていただきました。
我家のワンコも先月、アジソン病と診断されました。
エルちゃんのお写真見て、我家のワンコと同じ状態だと思ってしまいました。
点滴されて、ぐったり寝ている姿は、かわいそうで見ていられませんでした。
今はステロイドとアトピカ、他数種類のお薬を飲みながら、様子を見ているところです。
予防注射のお話もとても参考になりました。
またお邪魔させてくださいね。
2011-10-17 23:24 けい URL 編集
Re: はじめまして。
こんにちは、 ブログ拝見させていただきました。
コロンちゃん、ショック状態にまでなっちゃったんですね。
よく帰ってきてくれましたね。
エルは アジソンと診断されるまで 結局4カ月ぐらいかかりました。
具合がよくなったり悪くなったりを繰り返して、
なかなか診断がつかず、つらい思いを長くさせてしまいました。
今はコロンちゃんは元気を取り戻したんですね。
よかった、よかった♪
元気に食べてくれて 機嫌良くしてくれているのが
本当にありがたく思いますよね、あのぐったりを経験すると。
私は アジソン発症後、たった2年でエルを死なせてしまいました。
あまりいいアドバイスが出来るとは思えませんが
いつでもお越しください。
アジソンの子は 寒いのが苦手な子が多いようです。
これからの季節、なるべく暖かくして、
元気に過ごさせてあげてくださいね。
2011-10-18 17:01 エルママ URL 編集