いってらっしゃい。

わんこ
10 /20 2009
とぉぉっても楽しい記事のアップを控えているのですが
その前に アップしておきたい記事があります。

動物保護団体ダンディライオンのHPの関連記事から
とても素敵な詩をみつけました。
是非 読んでみてください。
もともとは 2ちゃんねるに記載されていた詩だそうですので、
そのまま転記してしまいます。
(2ちゃんねるのスレッドから)


おかーさん。なんでボクだけ、ハダカんぼうやったん?
おかーさん。なんでボクだけ、シッポついてたん?
おかーさん。なんでボクだけ、おててつかんとあるけへんかったん?
おかーさん。なんでボクだけ、つくえでゴハンたべられへんかったん?
おかーさん。なんでボクだけ、みんなとオシャベリでけへんかったん?

おかーさん・・・。なんでボクだけ、さきにしんでしまうん・・・?

それに答えるおかーさんの詩。

よう聞き。

おしゃべり出来んかったって、何言うてんの
あんたいつもしゃべってたやないの
ほれエサちょーだい水ちょーだい、ササミちょーだいだの、みんなに言うとったやないの

みんなおまえの言う事、ぜーんぶ解っとったやろ?
おかーさんもおとーさんも、にいちゃんねえちゃんかて、ちゃんと返事してたやろ

おかーさんに「行ってらっしゃい」はよう出来んかったなぁ

おかーさんが「行ってきます」しても
いつも行かんといて行かんといてって言うとったなぁ

そういえば、おまえはまだ自分で「行ってきます」言った事、無いんやな…


はじめての「行ってきます」やな…

おかーさんも「行ってらっしゃい」言いたないなぁ

おんなじやんな、行ってらっしゃいって、こんなに辛いんやな

何度も行ってらっしゃいさせてしもて、ごめんなぁ…

ほら、身体、つらいんやろ?
もう、目ぇ閉じや。

おかーさんも、そのうち行くから待っててな。

向こうで会えたら、もう行ってきますも行ってらっしゃいもなくなるよし。

「行ってらっしゃい。」
(以上)

転載元のURL
http://blogs.yahoo.co.jp/tsukamoto_0903/21677900.html


この記事に添えられていた写真がとても素敵でした。
おかあさんに抱っこされて 今まさに「行ってきます」と
旅立とうとしているわんこです。
おかあさんの優しいお顔。
こんな風に見送ることができたら 送る方も送られる方も
どんなに幸せでしょう。


エルは今年になって急に体調を崩し、3月4月は原因がハッキリしないまま
不安な日を過ごしました。
とりあえずの対症療法として一週間に2回から3回の点滴を欠かす事が出来なくて
磯子の病院までエルを抱えて通ったのですが、
その病院では 基本的に点滴中は犬に飼い主が付き添うという方針なので
私は 何十時間もその病院の集中治療室で過ごしたわけです。
何時間も点滴はかかるので その間 エルの横で本を読んでいました。

その時、読んでいた本が 宮部みゆきの 「日暮らし」です。
長編時代小説なのですが、その中に忘れられない一節がありました。

登場人物の一人が飼っていたカラスがある時死んでしまいます。
そのカラスのお墓参りに来た 弓之助という子供が語った言葉です。

少し、長くなりますが 引用いたします。


「・・・わたくしはいくじなしで、いつかは死ぬと思うと、
それが怖くて怖くて、生き物を飼うことができませんでした。」

          略

「人は欲深いものだと、叔父上はよく言います」と、弓之助は言った。
「わたくしが生き物と 別れるのは嫌だ、だから飼わないというのも欲だと」

「欲・・・・?」

「はい。一度自分が親しく思ったものが、どんな理由であれ離れてゆく。
それが我慢できないというのも、立派な欲だと。それでも、
その欲がなければ人は立ちゆかない。そういう欲はあって
いいのだ。だから、別れるのが嫌だから生き物と
親しまないというのは、賢いことではないーー」

弓之助は頭を動かし、空を仰いだ。

「そして、いつか別れるのではないかと、別れる前から怯えて
暮らすのも、愚かなことだと教わりました。 
それは別れが怖いのではなく、自分の手にしたものを手放したくないという
欲に、ただただ振り回されているだけのことなのだから。」

                 宮部みゆき著 「日暮らし」 講談社文庫より抜粋

エルが日に日に弱っていき、体重も落ちて 物も食べず、このまま死んでしまうのではないかと
不安で不安で それを紛らわすために病院に通っていたようなものだった私は
この一節は何度も 読み返してしまいました。

そうだよね。 今までエルはいっぱいいっぱい笑顔をくれたし
今だってちゃんと生きてるし、点滴をすればニコニコ笑顔でおやつをねだるし、
先の心配ばっかりして今のエルをちゃんと見ないのはもったいないよね。

ああなったらどうしよう、こうなったらどうしようと先回りの心配をするのは
そのときに止めました。

その時 一緒に集中治療室でわんこに付き添っていた飼い主さんたちは
現実を受け止めつつも 希望は失っていませんでした。
(高酸素室で荒い息をしているわんこに 付き添っている飼い主さんでさえも。)

とても印象的な一言をいわれた飼い主さんがいました。

「期待と希望って違うのよ。
 期待には裏切られるけど、希望はこっちが捨てない限りずっとあるのよ。
 この子がたとえ逝ってしまっても この子から希望はもらい続けられるの。」 


動物と一緒に暮らすのは とても素敵なことですね。



3年前の今日、虹の橋に駆けていってしまった小さなパピヨンちゃんに
想いを寄せて。
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コメント

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素敵な文章でした

理不尽に、突然命を絶たれてしまってから、3年ですか…。今も、メールをみたときのショック、昨日のことのように覚えています。

詩、素敵ですね。私も愛するパピヨン達との別れは、考えたくはないけれど、しっかり見送って、その辛さを享受し、乗り越えることまで、愛情だと思っています。

たくさん愛して愛されて。一緒に、悔いのない日々を送ってみようと思っていますよ。
いなくなっても、愛し続けた日々の思い出は、消えることなく、いつまでも胸の中に。
希望はもらい続けられるのですね。

愛する子に先立たれた時、ただただ嘆き悲しむのではなく、しっかり前を見つめて生きていられる方こそが、素敵な愛犬生活をされた方なのではって思っています。

No title

仕事中なのに、涙が...e-443
とっても素敵な詩ですねe-267
転載元の写真も見ましたが、愛情たっぷりで素敵でした。

この頃、愛犬に先立たれた方をブログを通して続けて見て来たので、色々と考えることがありました。
毎日、悔いのないようにたくさん愛してあげようって思いつつも、将来“その時”が来たら、果たして自分はどうなるのか...。

3年前の痛ましい事件。当時、どなたかのブログで知り、とてもショックを受けました。
もう3年なのですね...。

No title

涙が出てしまいました。。。
うちのぱぴぃはもぅ13歳。。行ってらっしゃいって送ってあげられるかどうか。。
そのときに自分がどうなってしまうのか。。不安です。。
でもそうですよね 先のコト考えて今を見なかったら勿体無い。。
そうですね。。とても大切なコトを教えてもらいました(*´人`*)

No title

hatataさま
この詩の子のように、行ってらっしゃいをちゃんと言わせてくれる子は
とても親孝行ですよね。 「行ってらっしゃい」を言う間もなく、
逝ってしまう子もいるんですものね。

お星様になったあとでも 飼い主さんに素敵な思い出と
生きる希望を与え続けるパートナーを得られることって 
素晴らしいと思います。
そんな関係を目指したいと思っています。 


No title

ayaさま
普段はとっても元気なエルですが、
一日薬を抜かしただけで ぶるぶる震えて
ゲーゲー吐いてしまうのを見ると
結構近くに 死神さん いるじゃんと改めて思います。
でも こうやって意識させてくれることで 毎日を大切にしようと
思いますね。 それはそれで いいかも・・と。

10月20日は 私的には犬との関係を考えるのに
とても大切な日になっています。

No title

しんしんさま
ぱぴぃちゃん、13歳ですか!
写真を見る限り とても若々しくてそんなお年とは
思いませんでした。 とってもかわいいミッキーちゃん☆

まだ、起こってもいないことで不安に思ったり
むやみに心配して 今を楽しまないのは凄く勿体ない!!
飼い主さんが楽しいと犬も楽しいんです。

私も 笑顔で「行ってらっしゃい、ありがとう」って言えたらいいなぁ。

No title

エルママさん
素敵な詩とお写真のご紹介有難う♪
色々と考えさせられました。そしてすぐに我家のエルを
抱きしめたい衝動にかられました。
日々老いていくエルそれでも若い仔同様に庭に駆け出して
行くのよ・・・何時までもっそうあってほしいって思う。
別れの時は私の腕の中で・・・・
約束するよ絶対寂しい思いはさせないって。

No title

osumiさま
お返事 遅くなってしまいました。
エル君もどうしても意識せざるをえない年齢ですよね。

でも ゆっくりゆっくり時間をくれて
しっかり看取ることができて、
もうすぐだよ、しっかりしてね、って言ってくれたら 
笑顔で行ってらっしゃいって言えるかもしれない。
まだまだ、言いたくないですけどね。
まだ、いかんといて。

ありがとうございます♪

遅くなりました。
(ホントは1度書き込んだんだけれど、消えちゃって。数日なえてました。自分で何書いたか思い出せなくて。いかんいかん☆)

萌のこと、思い出してくれてありがとうございます♪
夏も萌も柚も、『飼っている』ようで、毎日『お世話して上げている』ようで、
実は家族として「まっすぐで純粋な気持ち」を貰っていて、「大切な人」だと認めてもらい、冬には「心身ともに暖めて」もらい。貰っているものの方が大きいなぁと思います。

残念なことに、人間よりも年を重ねていくのは早く、別れはとても辛いものですけれど。
でも、最後の瞬間まで見守って送り出すのも、家族である私達の大切な役割なんですよね。

No title

牧☆夏柚さま
お返事遅くなりました。
FC2どうにかなっていたのでしょうかね。
書いた記事が2度にわたって消えた時には
心 ポッキンでした・・・

10月20日は 私にとって とても大事な日になっています。
小さくても暖かいものが傍にいてくれるというのは
どんなにか幸せなことでしょう。
犬が分離不安というのはあるでしょうが、
私はどっちかといえば自分が分離不安かも。
特にエルさんへの 依存度は高いなぁ。
いかんいかん。
今の楽しい3パピの生活がなるべく長く続くように、
一日一日を大切にしようと思っています。

エルママ

横浜市青葉区在住






センター : エル ♀ 
  (2004年3月19日)
  我が家の3パピの 女王様
  2008年秋 アジソン病発症
  2011年 1月17日 永眠








 ラック ♂
   (2006年12月7日)
パピヨンの魅力を世に宣伝
   する営業部長。





  
デューク ♂
   (2006年12月8日)
内弁慶のマイペース。
   意外性の男。





サブレ ♂
(2013年11月15日)
我が家の三男坊 期待の新星