公園内に犬を入れるな、という話で 思いだしたエピソード。
ずっとずっと以前に おそらくネットで読んだのだと思いますが
(出典思いだせず おそらく 個人主義か何かのコラムだったと思いますが・・・ )
その頃、すでに犬を飼っていたので この一説が記憶に残ったのだと思いますが
正確なところは思いだせませんが、
趣旨としては
欧米において 飼い犬を公共の場に連れていくことが許されている点について
それを 先進国では 犬の権利も認められている、とかいう人もいるが、
あれは 「嗜好品を持参する権利」が 人間に認められているのだ。
だから 嗜好品は「物」に徹しなければいけないし、
それが「物」でなくなった時は
それを持参した人間が すべての責任を負わなければいけない。
とかいったものだったと思います。
これと リンクしたのが、先日 主人の姪の結婚式の時に会った
姪の義弟のことば。
義弟夫婦は 長年フランクフルトに住んでいて、2頭のチワワを飼っています。
(ヨーロッパでは 大型犬が主流かと思っていましたが、
さすがに都市部のアパートで Gシェパードを飼う人は少ないそうです。)
彼に ドイツは 日本の犬飼いにとって憧れなんですよ、と言ったら
彼はちょっと笑って、
外では 犬達はどこへでも連れていけますから 自由に見えるでしょうね。
でも 家庭内では 日本の犬の方が 幸せだと思います。
あちらでは 人間と犬は 厳密に区別しますから。
付喪神や ナウシカや もののけ姫の世界観を 全く抵抗なく受け入れる日本人には
どうにも ピンとこない話ですが、
キリスト教においては
人間は すべての物を治めるために 神によって造られたのであり、
まったく別格の選ばれた存在、というのが そもそもの大前提らしいです。
(だから もののけ姫に出てくる 烏帽子御前って ものすごく西欧的な思考の持ち主。
人間には 分け隔てなく尊厳を払い、その他のものは 人間が支配すべき、ってさ)
行政が動物を殺処分することはなくても 飼い主が安楽死を選択するのは ごく普通。
ペットの介護用品があるのは 日本ぐらい。
動物のQOLや 虐待のとらえ方が 日本人とは 少々違うのかもしれません。
犬にとって 一番幸せなのは
日本人が ドイツで犬を飼うこと、なのかもね。