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たった15年

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08 /08 2015

今年は 第2次世界大戦の終結から70年ということで
TVでも たくさん戦争特集が組まれています。

日本の戦争が終わったのが 1945年、昭和20年。

私は その15年後の昭和35年の生まれです。


私は 戦争の跡形など 全く意識することなく育ち、
私にとっては戦争なんて とうに終わった、歴史の話でした。



でも
でも

今思うと、15年前って ぜんぜん昔じゃないじゃん?!


だって、今話題の ジュラシック・ワールドの一作目、ジュラシック・パークが
封切られたのが 今から22年前。
全然 昔じゃないよ?


今も記憶に生々しい阪神・淡路大震災があったのが 20年前。
ぜんぜん 昔じゃないよ!


いったい15年前って 何があったっけ?

2000年って言えば シドニーオリンピックがあった年。
高橋尚子さんが 金メダルを取ったオリンピック。
つい最近のイメージなんですけど?

ヒット曲は サザンのTUNAMIとか
福山さんの 桜坂。
ぜんぜんナツメロじゃないし、ましてや 歴史上の話なんかじゃない。


私が生まれた 昭和35年って
戦争が終わって たった15年しか経っていなかったんだと
今さらながらに実感して 愕然。

というか、私が生まれる15年前には まだ世界中が戦争していたのね。



戦後の15年間と 2000年から2015年までの世の中の変わり具合は 
全く違うものがあるだろうけど、15年と言う年月は 同じ。

昭和5年生まれの母が よく戦争中の話をするたびに
すごい昔話みたいに 聞いていましたが
今の小学生が阪神の震災の話を聞くのも こんな感じなのかしら。
話している方は ぜんぜん昔話じゃないんだけど。


私の中の戦後の記憶といえば、
小さい頃、梅田駅前の歩道橋を歩くと 
白い服を着て 両足のない男性が物乞いをしていました。
少し怖くて 母に あれは何をしているのか、と尋ねると
「あの人は 傷痍軍人さん。戦争で足がなくなった人。」
と 教えてくれました。
私が覚えているくらいですから、戦後20年は経っていたと思いますが
今から思うと、まだそんな時代だったのですね。


実際に大阪の空襲を経験した 母の話は とても怖かったのを覚えています。
焼夷弾とか 防空壕なんて 今の小学生は めったに耳にしないだろうなぁ。



「戦争に行きたくないじゃん」
と 堂々と言える時代になったことをありがたいと思うし、
これからも そうであってほしいと思います。


この星の トップと呼ばれる方達が
「みどりのゆび」の持ち主なら 集団的自衛権なんて発動しなくていいのに。




みどりのゆび あらすじ  → ☆







今現在の 一番の心配事が
犬の健康って なんて幸せなんでしょう!!

IMG_6506ぷーるぷーる

ちょっぴり夏バテ ラックちん。







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コメント

非公開コメント

No title

私も昭和38年生まれで、両親が昭和6年なのでほぼほぼ一緒ですね。
確かに子供の頃渋谷などにいました。ハーモニカやアコーディオンで悲しい旋律の曲を演奏していて、気味がやはり子供には悪い物に写りました。と同時にかわいそうでもありました。でも、両親はそんな人達を戦争を商売にしている人達、と結構冷ややかに言っていましたね。
年のせいなのか、そうですね、戦争が遠い昔のように生まれ育ってきたけれども、違うことを私もこの頃感じるようになりました。少し前の日本人と今の日本人。あまりにも悲しい事がたくさんあった時代。胸が痛みますが、日本人はやっぱりとても強かったのだと思います。絶対に戦争を美化してはならないけれども。
集団的自衛権問題やTVの特集など、きっかけとして、みんな真面目に歴史を見つめるのも良いかもしれませんね。
ワンコ達はかわりばんこに軟便、というループにはまっております(でも元気)。
ラックちん、がんばれー!

Re: No title

アランさま
そうそう、うちの親も物乞いをしている傷痍軍人さんに対しては
辛辣でした。 あの人たちは ちゃんと国からお金もらってるはずや、ってね。
でも 失った物は 腕や足だけではなかったと思います。

集団的自衛権の問題など、確かに自分の代わりに喧嘩してくれている人が
劣勢になった時に 助太刀に行っちゃいかんのかって言われると
そうだねぇ・・・とか考えるけど
そもそも ボカスカやり合いになる前にどーにかするのが
政治家さんの仕事だろうとか思うし。

子供の頃に 母にさんざん戦争は怖い、と植えつけられたので
冷戦時代に 日本はまた戦争になったりしないのか、とか親に聞くと
「ならない。日本は二度と戦争をしないと決めたから」と
きっぱりと 親が言いきったので すごく安心したものです。
安保法案が成立して法律として公布されると
同じ質問をする子供に対して
「場合と状況によっては 戦争になる。」って答えになるわけで
きっと 聞いた子供は 不安だろうなと思います。

どうしてみんな戦争はヤダって わかっているのに
戦争になっちゃうんだろう?って 
ガキか?!って感想しかでてこないこの頃です。

No title

戦後70年経ちましたか.。
私はエルママ様より4年後の39年生まれです。
傷痍軍人さんは厄神さんの時に居ましたね。
白い服を着て、前に傷痍軍人と書かれた
札を下げて黙って座っていました。
弟は貰った小遣いを全部上げちゃって
母に怒られていました。
うちの母も、彼らに批判的でした。

母の2人の兄は戦争に行き、
下の兄は病気で戦線から戻されたから生き延びたけど
長兄は山本五十六機に乗っていたので
遺骨もありません。

戦争当時、母方は東京に住んでいました。
空襲の前に疎開したので命は助かりましたが
東京に戻ってみると、近所の肉屋が
母の家の焼け跡に陣取ってしまって
そのまま土地を乗っ取られたとか、
味方の飛行機だと思って手を振ったら
アメリカの戦闘機が中島飛行場に
爆撃に行く途中だったとか
そう言う話は聞いたことがあります。
戦争は人生を180度ひっくり返す怖い物だと
思った記憶があります。

母は、「戦争で家は貧乏になったけど、
日本は負けたから良くなった。」
と言っていました。
「負けたから女性の地位が向上した」

親から実際に戦争話を聞く世代は
私たちが最後なんでしょうね。

戦争は究極的な外交手段だと言う事らしいですが、
戦争をしないで済むように
言葉があるのが人間じゃないのか?とも思うし、
近所に物騒な行動を取る国があるから
仕方ないのだと言われれば、
ううむ。そうなのかなぁ。とも思うし。

でも憲法を軽視したり,
気に入らない報道機関を脅すような
今の流れは怖いです。

Re: No title

チョビのお姉さんさま
終戦記念日直前ということもあり、
TVなどでは 戦争特集ばかりですね。

本当に不思議なのが みんながこんなに戦争はイヤだ、と思っているのに
どうして戦争がなくならないのか?ということです。
戦争がなかった時代なんて ないんだもんね。
自分の命よりも守りたい大切なものがある、とか言っても
(それが人なのか、国なのか、領土なのか、名誉なのか、意地なのか、)
それって、他人の命よりも大切な物なのか?
でも、きっと 人間は戦うことが 好きなんだろうねぇ。
 
スター・ウォーズだって ターミネーターだって ガンダムだって
シリーズ物は戦うものばかり。
それ見て スカッとしてるんだもんね。

安保法案、今の状況では必要なものかもしれないけど、
とにかく成立さえさせてしまえば 後は黙らせられるとやり方が
怖いよね。
エライ人の顔が アメリカに向いているのか、
国民に向いているのか 少々疑問。

エルママ

横浜市青葉区在住






センター : エル ♀ 
  (2004年3月19日)
  我が家の3パピの 女王様
  2008年秋 アジソン病発症
  2011年 1月17日 永眠








 ラック ♂
   (2006年12月7日)
パピヨンの魅力を世に宣伝
   する営業部長。





  
デューク ♂
   (2006年12月8日)
内弁慶のマイペース。
   意外性の男。





サブレ ♂
(2013年11月15日)
我が家の三男坊 期待の新星